静岡県駿東郡長泉町の自宅庭に設置した巨大看板。氏のライフワークとして2001年より始まった「看板」シリーズは、時事の事柄をユーモアを交え、痛烈なメッセージと共に、美術館前ということもあり、毎年1万人以上の目にふれてきました。「看板」シリーズを中心に始まった青山での展覧会は、今年で4回目となります。
本展では、地球温暖化、天災、石油と穀物の異常な高騰など、近年私たちをとりまくさまざまな問題をテーマに「20XX、地球はどうなっているのだろう……」と、氏が考えた新作約20点を展示いたします。
深刻なテーマでありながら、一方でどこ吹く風のごとく、どこか軽やかな作品からは、氏の根底に一貫してる動植物に対する深い愛情、自然への畏怖、そして私たち人間に対する警告が、ダイレクトに伝わってきます。
今年の洞爺湖サミットは、地球温暖化が議題の中心でした。
5月と6月におきた大きな台風と大きな地震。そして石油と穀物の異常な高騰。
20XX年，地球はどうなっているのだろう……と、心配性の私が考えた20点を並べました。
皆様は，どうお考えでしょうか？　
ー 岩崎堅司 ー