桑沢デザイン研究所専任教員 永沼真一郎さんの企画による木村勝先生の展覧会です。

「パッケージデザイナー木村勝の生誕90年を記念した企画展を開催します。パッケージデザインは、暮らしの中で身近に感じられるデザインの一つです。そのパッケージデザインという領域で、 新しい視点の表現に挑み続けてきた木村勝というデザイナーがいました。彼は商業デザインに留まらず、面白く、楽しく、新しいカタチの作品を生み出すことに全力をささげ、 パッケージデザインの世界を広げてきました。今回は、現存する発想力溢れる貴重な作品たちをご覧いただける記念企画展です。」- 永沼真一郎 –


●木村 勝（Kimura Katsu）
1934 年生まれ。
戦後、進駐軍がもたらした数々のアメリカのパッケージに衝撃を受け、デザイナーとなる。
1960 年、（株）パッケージングディレクション設立、代表取締役となる。
1968 年、初の個展「パジコ展」でパッケージの新しいあり方を提案して以来、ゾナルトのギフトグッズやヒノキ新薬のパッケージ、N.Y. ブルーミングデールのショッピングバッグなど、明るくリズミカルなデザインで、独自の世界をつくり出し日本のパッケージデザインに多大な影響を与えた。また、CI デザイン、商品開発などの分野でも幅広く活躍。
2008 年、ADC (東京アートディレクターズクラブ ) の永久殿堂入りとなる。また、桑沢において長年にわたりパッケージ研究科の講師として多くの後進を育てた。
2009 年、第 17 回桑沢賞桑沢特別賞受賞。
2015 年、9 月 24 日 81 歳にて逝去。
主な著書に『木村勝のパッケージディレクション』『木村勝の仕事と周辺』『BOX-ER 木村勝のパッケージング』『アール・デコのパッケージ』


企画：永沼真一郎
協力：桑沢デザイン研究所
桑沢デザイン研究所同窓会
飯田奈浦・高栖真浦・高橋敏・赤羽なつみ
公益財団法人DNP文化振興財団
NPO法人建築思考プラットフォーム[PLAT]
桑沢デザイン研究所教育妍究助成金