Upcoming Exhibition

Ima Kuroda写真展 “Street Life”
2025年11月12日(水)〜11月18日(火) 11:00AM〜6:00PM
2007年、ロサンゼルスの古着屋で働いていた頃、店の外壁に、ミニスカートのお婆さんが突然描かれていることに気付いた。その異様な雰囲気と皮肉たっぷりの キャッチフレーズに目を奪われた。店主によると「バンクシーだよ」と。その頃、バンクシーは知る人ぞ知る存在で、私自身もその時まで、ストリートアート自体に全く気付いていなか った。それからは、街が異なって見えた。ストリートアートが、怒り、悲しみ、希望を、「私はここにいる」と訴え始めた。 ある日、古着屋の壁が、お婆さんからファーストフードを運ぶ猿人に変わっていた。バンクシーのアメリカ文明批判か?しかしそれもまたペイントするネズミの悦びに変わった。次々と自身の絵を塗り替える、その行為自体が、アートマーケット批判のようだった。 ストリートアートは、いつ消されるか、上書きされるかわからない。今、ここでしか見ることのできない、一期一会のアート。新鮮な感覚を得た。 ストリートで出会ったアートを記録し始めた。 Ima Kuroda
Ima Kuroda(イマ・クロダ)。
東京都出身。
慶應大学文学部卒業後、2004年からロサンゼルスに在住。
一時ハリウッドのエンターテイメント通信社で写真の仕事をする。その後は個人的に写真を撮りながら、翻訳やアナリストなど多岐に渡る仕事をしながら生活している。
現在は大学院で臨床心理学を学んでいる。
https://imastreetphoto.com/