Upcoming Exhibition
パッケージ幸福論2026 「なんだかわからなくなってます。」
2026年10月18日(日)〜11月3日(火・祝) 11:00AM〜6:00PM 金・土 7:00PMまで / 最終日 5:00PMまで
2008年にスタートした「パッケージ幸福論」という取り組み。 これはただの作品発表会ではありません。僕たちが、人間が、生きていく上で「デザイン」とは一体どんな意味を持っているのか? それは人類の幸せとなにか関係しているのか? そういう観点で自分たちの仕事である「デザイン」をとらえてみよう、「デザイン」とはなんなのか考えてみよう、という試みです。そのヒントを探るために僕たちは「自分たちのまわりで何が起こってるのか?」「社会はどうなっているのか?」ということをずっと見つめてきました。その中でメンバーで話し合い、展覧会のテーマを決めてきました。
2024年大きな地震によって被害を受けた石川県の酒造組合さんのために幸福論のメンバーで復興支援ラベルのデザインコンペを開きました。2025年は大阪万博での小山薫堂さんのパビリオンのお手伝い。今回のようにテーマを持った展覧会を開くのは3年ぶりとなります。
この3年。都市部を襲う豪雨をはじめ、これまでにない種類の自然災害が人類を襲っています。さらに今年始まった戦争によって、私たちの社会がいかに石油に依存しているのか、を思い知らされました。これはパッケージデザインの世界にも深い影響を与えています。そして人間を脅かすとまで言われ始めている A I というとてつもない存在の驚異的進化。
この混沌とした人類の現状のなかで「パッケージ幸福論」は何を発信すればいいんだろう?
「デザイン」ってなんだったんだろう? 「デザイン」ってこれからどうなるんだろう?話し合っていけばいくほどわからなくなっていきました。でもここで「デザイン」を急いで定義し直すのではなく、ちょっと遠くから見つめてみてはどうか。 答えを見つけることも重要だけど、今は、わからないものはわからないまま、自分たちなりの「見方」を提示してみては、ということになりました。
思えば「パッケージ幸福論」が続けてきたのは正解を求めることだけではなくて、 なんだかモヤモヤした「問い」のまわりにメンバーみんなで輪になって、 みんなが考えを出し合って自分たちなりの「なにか」を提示してみることだったよね、と確認し合いました。
今、生の人間として「わからないことに出会う」ことも大切なのではないか、と僕は思います。「なんだかわからなくなってきた」今、あえて僕たちはここに、生の人間としての「なにか」の表現を試みてみたいと思います。
ディレクション なかじましんや
総合プロデュース 鹿目尚志
宣伝美術 白井陽平
赤井尚子
石浦弘幸
石田清志
大上一重
籠谷隆
木村雅彦
近藤香織
田中健一
長崎佑香
山﨑茂

