HITOKOMART展
『HITOKOMART』はヒトコママンガとアートを合体させた私の造語です。
2013年頃から大きなキャンバスにアクリル絵の具で描くヒトコママンガというスタイルでナンセンスなユーモア絵画作品を描き続けてきました。
言葉をできるだけ制限し、限りなくサイレント作品に近いものを目指して、ニューヨークの個展をはじめ国内外の個展で作品を発表し続けてきました。
マンガは手描きからデジタル化が進み、これまで中心であった紙媒体をはなれてWEB上での発表が中心になってきていますが、見る人には印刷されたものや写真には無い描き手の筆の動きや息づかいを感じてほしいと思っています。個展会場で作品を前にそのテーマやモチーフについて語り合う気分でそれぞれに追記する形で短い文章をつけて１冊の画文集を昨年末に自費出版しましたが、それが本年度の漫画家協会賞のカートゥーン部門の大賞に選ばれました。
この展覧会はそれを記念して初期の作品から今年の最新作まで一同に並べてご覧いただきます。（篠原ユキオ）

●篠原ユキオ（Yukio Shinohara）　
1948年　大阪生まれ
1972年　京都教育大学美術科卒　
大学在学中に産經新聞にて１コマ漫画家デビュー
以後、大阪新聞、読売新聞、朝日新聞、夕刊フジ、などに１コマ作品を発表
1コマ漫画の他にユーモアイラストレーション、マンガエッセー、4コマ漫画を連載。
2005年より京都精華大学マンガ学部教授
2014年〜2017年 同・マンガ研究科長

京都精華大学マンガ学部教授
（社）日本漫画家協会参与　
世界漫画家連盟日本支部（FECO JAPAN）会長

《主な展覧会》
■ 篠原ユキオ漫画100展　　　　1988（大阪現代美術センター）
■ 篠原ユキオ漫画展　　　　　　1989（大阪•心斎橋大丸百貨店）
■ ユーモアトライアングル展　　1995（大阪北浜　クロガネギャラリー）
■ FECO JAPAN漫画展　　　（2003・2004・2005・2006・2007・2008・2009）
（東京、トルコ、スペイン、メキシコ、シンガポール、ドイツなどで巡回展）
■ 日韓交流展2007〜2009（京都国際マンガミュージアム／ソウルアニメーションセンター）
■ 読売漫画大賞グランプリ作家展　2008 (京都国際マンガミュージアム)
■ 篠原ユキオ漫画展『肉球入魂』
2008（京都・ギャラリーI）
2009（大阪・朝日新聞社）
2010（銀座・ギャラリーオカベ）
2012（銀座・ギャラリーオカベ）
■ 2013 篠原ユキオ『HITOKOMART展』（東京•麻布ギャラリー）
■ 2014 篠原ユキオ作品展（京都•ギャラリー北野）
■ 2015『HITOKOMART CARTOON by YUKIO SHINOHARA』　　
　　 （ニューヨーク　TENRI CULTURAL INSTITUTE OF NEW YORK）
　　　（京都・余花庵）
　　　（東京・Gallery 5610）
■ 2016 篠原ユキオ『HITOKOMART展』（京都・ギャラリー余花庵）
■ 2017 HITOKOMART展　（東京・Gallery 5610）
■ 2018 HITOKOMART展　（京都・ギャラリー北野）